SeitouUtou

Nepalでの日常をただ綴るだけのblog

創立祭

ネパールの学校がそうなのか任地の学校がそうなのか創立祭が盛大に行われる。式に1日、その前に3日間のスポーツイベントがある。スポーツイベントは日本の体育祭などとほぼ同じ。

しかし、この学校の問題はテスト前にこのイベントが行われるということ。ネパールはテストを大事しているはずなのに。

スポーツの準備1日、本番3日、創立祭の準備1日、創立祭1日。一週間丸々勉強なし、そして次の週からはテスト開始。ネパール人は何を考えているんだろう。。。予定の組み方が刹那的すぎる。

まぁ、その話題は置いておくとして、

 

1日目。

種目は持久走、幅跳び、高飛び。

トラックがあるわけでもなく、器具があるわけでもない。そんなネパールでこの競技をどのように行うのか。

基本は全て手作り。

持久走は山道を走り、幅跳び用の砂場は地面をスコップで掘り起こして石を取り除き、高飛び用のポールは竹で代用。そして全てその日に用意をする。3日間かかる理由はおわかりいただけたと思う。

ネパール人のその場でなんでも作り出す力は素晴らしいとイベントがあるたびに思わされる。

f:id:annapurna1985:20181220170529j:plain

持久走 任地の学校の景色は素晴らしいと感じていたが、そこから1キロほど離れた場所の景色は学校以上に素晴らしかった。学校より上にはあまり行く機会がないがこの景色を見ながら走れただけでも参加したかいがあった。

幅跳び 日本とほぼ変わらず。

f:id:annapurna1985:20181226135003j:plain

高飛び 竹でポールとバーを手作り。それだけでも驚きだが、こちらの子ども達ははさみ跳び、ベリーロール、背面跳びなどの跳び方を知らない。そもそもマットがないため着地は砂場、ベリーロールや背面跳びは厳しいだろう。なのでどうやって跳ぶのか見ていたら、なんと正面から跳び越えていた。

f:id:annapurna1985:20181220170232j:plain

f:id:annapurna1985:20181220170403j:plain
それで跳ぶ子はかなりの高さまで跳ぶのだから驚きである。こちらははさみ跳びで挑戦。下が砂場とはいえかなり痛く打ち身に。

f:id:annapurna1985:20181220170306j:plain