登り降り

虹が住む場所も山の麓に無事に決まり、新しい生活も始まった。

家から学校までは歩いて45分。ポカラから通ってた頃に比べるとバスを使わなくて良くなり、通勤？時間も短くなった。しかし、学校は山の中腹にあるので、この45分の行きは歩いて登り、帰りは降りである。

ネパールは今雨季の終盤。毎日どこかのタイミングで雨が降っており、道には水が溢れている。階段のような道を登って学校に着く頃にはサンダルは濡れ、汗が止まらない。(雨季は特に靴を履いてしまうと毎日濡れることになるので、基本はサンダル)

帰りは特に危険。来た道を帰る。雨が毎日降るお陰で岩には苔が生え、滑る。半分以上は滑るので神経を研ぎ澄ませながら降りるがそれでもやはり、滑る(見事に)転ぶ。あ〜心に、、、。

加えて問題なのがヒル(ズカ)。いつのまにかサンダルの中に入ってきて血を吸っている。ヒル遭遇1日目は3ヶ所も食われ、1時間ほど血が止まらなかった。ネパール人も食われるみたいで、山には相当数生息している人間にとっては迷惑な奴である。

そのように雨の季節と向き合いながら学校に行っている。